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厚生年金受給額を知って、将来に備えよう!

こんにちわ。ポジティブ兄さんです。

本日のテーマは「年金」です。

QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から日々発信しています。

私たちの老後生活を支える年金制度。一体いくら貰えるのでしょうか。毎年届くお便りも現時点の額が記載されているのみなので、ピンと来ないですね。。

筆者自身も受け取りが30年ほど先となるため年金の受給金額の概算値を求めてみようと思います。

こんな人に読んで欲しい

自分の大体の年金受給額を知りたい

将来の年金を増やす方法を知りたい

ポジティブ兄さん
ポジティブ兄さん
将来設計を立てるために、年金がいくら貰えるのか知っておいて損はないです

それでは本題です。

年金受給額を求めてみよう

65歳から受け取る厚生年金(国民年金含む)のおおよその受給額を計算します。まずは厚生年金から計算しましょう。

注:計算が煩雑になるので、配偶者の方の年金額は考慮していません。

厚生年金受給額を計算するために必要な要素は3つです。

厚生年金受給額(概算)を求めるための3つの要素

①勤続年数

②勤続中の平均年収

③不思議な数字:0.005481

3つの要素がわかった所で、具体例で計算してみましょう。平均年収が1000万のサラリーマンの例です。

年収1000万円サラリーマンの厚生年金受給額

①勤続年数:40年

②勤続中の平均年収:1000万円

③不思議な数字:0.005481

厚生年金受給額=40年×1000万円×0.005481=約219万円

これに国民年金の受給額(満額)である約78万円を加えると

年金受給額:約297万円(24万7500円/月)

となります。

実際は、勤続期間平均して年収1000万円プレーヤーを維持できる人は少数でしょうから、受給額はこの計算結果よりも少ない額となるでしょう。

十分に暮らしていける額だと思いますが、夫婦2人で裕福な暮らしをするには心許ないですね。

因みに、平均年収を500万円で厚生年金受給額(国民年金を含む)を計算すると以下のようになります。

年金受給額:約188万円(15万6250円/月)

この額だと豊かな老後を過ごすのはハードモードかもしれません。何かしらの対策を若い時期から行っておく必要がありますね。

また興味深いのは、年収が倍になっても年金は倍にはならないという点です。この事実を知っておかないと高収入世帯が生活レベルを落とせずに老後破産するというのも納得する所です。

繰り下げ受給で年金受給額をアップさせよう

年金は繰り下げることで受給額をアップさせることが出来ます。

そして、2022年4月より年金法が改正され75歳まで繰り下げることができるようになりました。

具体的に繰り下げる事で、どれくらい受給額に変化があるのでしょうか。

月単位で増額する年金受給額

①1ヶ月ごとに0.7%ずつ増額

②最大84%増額(10年繰り下げた場合)

先程の年収1000万と500万のサラリーマンが、75歳まで繰り下げた場合に年金受給額がどれくらい増えるのか見てみましょう。

年金増加の具体例

①年収1000万のサラリーマン:298万円×1.84=548万円(約45万/月)

②年収500万円のサラリーマン:188万円×1.84=350万円(約29万/月)

どうでしょうか。随分と受け取る年金額が増えましたね。これくらい増額されれば、ある程度余裕のある生活ができる気がします。

75歳まで働くことができる健康な方や、築いた資産の取り崩しで生活が可能な方は繰り下げ受給も選択肢として検討はありかもしれません。

ただし、繰り下げ受給にもデメリットがあります。

繰り下げ受給のデメリット

①受給開始直後に亡くなる可能性がある

②受給するまでの生活費は別に用意しないといけない

繰り下げ受給のデメリット①:受給開始直後に亡くなる可能性がある

繰り下げた分の元をとる前に亡くなってしますケースですね。下手すると受給開始後1ヶ月で亡くなる事だってあるわけです。寿命なので仕方がない事ですが、老後を楽しむためには、健康であることが何よりも重要であるような気がします。

因みに繰り下げ期間中(受給前)であれば、仮に亡くなったとしても、その期間に本来受給できるはずだった年金額を遺族が受け取る事ができます。

繰り下げ受給のデメリット②:受給するまでの生活費は別に用意しないといけない

繰り下げ期間中は、本来65歳から受給できるはずであった年金がありません。

なので、年金以外で生活費を捻出しないといけないわけですが、やり方は3つあると思います。

繰り下げ期間中の生活費捻出法

①働く

②資産を取り崩す

③働きながら資産を取り崩す

特別なことは何もありませんね。働いて稼ぐか、資産を取り崩すか、もしくはその両方かといった所です。

まとめ:年金受給額の概算を知って、精度の高い資産形成のプランを考えよう

如何でしたか?

本日は、厚生年金受給額の概算を計算する方法を紹介しました。

将来受給できる年金額がわかれば、いつまでにいくらまで資産を増やさないといけないかプランを立てやすくなるはずです。

また、繰り下げた場合の年金増加額も加味すれば、資産形成だけでなく、仕事をいつまで続けるのか、健康を維持するために今できることは何か考えることも大事ですね。

年金制度は改正が今後もあるでしょうし、筆者が年金を受け取る頃には普通に75歳から受給となっているかもしれません。受給額の改悪もあるかもしれません。ですが、変化に柔軟に対応していきたいです。

人生100年時代です。70歳、80歳になってもアクティブなお爺さんとお婆さんで街は溢れかえっている世の中を妄想します(笑)。だったら好きな仕事をしていたいなと思います。

本日の記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

ポジティブ兄さん
ポジティブ兄さん
筆者は繰り下げ受給できるように、今から準備を進めています

長生きする予定の方は、繰り下げ受給がお勧め♪

それでは!