こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「詐欺師からお金を堅守しよう」です。
自分は詐欺被害にあわない自信がある
知り合いから特別の案件を紹介されている
世の中にはあらゆる詐欺が横行しています。時折ニュースで詐欺事件が世間を賑わせますね。そのニュースを見た大半の人は「自分は騙されないから大丈夫。」と思っているかもしれません。ですが詐欺師はあの手この手で貴方からお金を奪おうとしてきます。そして騙された時「まさか自分が…」となる事も少なくありません。
本日は、世界で最も有名な詐欺手口であるポンジスキームを例に詐欺への防護力を上げてもらおうと思います。
敵からお金を守るのは、結局のところ貴方の防護力次第なんですよね。
それでは本題です。
ポンジスキームとは
ポンジスキームとは、ポンジさんという方が考案した詐欺手法の事です。
具体的には、次の5ステップで詐欺を仕掛けてきます。
- 詐欺師「(例)僕にお金を預けてくれたら運用してあげるよ。月利30%で毎月配当出すよ。しかも元本補償で安心だよ。」と謳って出資者から資金を集める。
- 詐欺師は集めた資金で運用はせずに、その資金の一部を取り崩して出資者に配当金風に渡す。
- ②がしばらく続くと出資者は運用が上手くいっていると勘違いし、もっと稼ぎたいと思うようになる。
- 出資者は更に多額の資金を預ける。更に儲けたクチコミが広がることで、新規で出資したいという人が現れる。
- 多くの出資者からお金が大量に集まった段階で詐欺師は遠くにトンズラする。
如何でしょうか。シンプルかつ大胆な詐欺手口です。これが古来より多くの方が騙されてきた手口なのです。②で預けた資金の運用益としてお金が得られたと出資者に勘違いさせるところが罪深いです。まるで、親に預けたお年玉から毎月の小遣いをもらっているようなものですね。
現在世の中にある詐欺手口も、このポンジスキームを応用したケースが殆どです。単純な仕掛けなのになぜみんな騙されるのでしょう。
ここからは、詐欺に騙されないための考え方を紹介します。要するに①の段階で騙されなければいいのです。
詐欺に遭わないために心得ておくべきこと
詐欺の被害に遭わないためには、心得ておくべきことがいくつかあります。
- 投資における運用利回りの相場を知る
- 投資に元本補償なんてないと知る
- 権威性に惑わされない
- 楽して儲かる話なんてない
- 投資の素人に特別な案件なんてまわって来ない
- お金持ちアピールをしない
それでは、順番に解説します。
投資における運用利回りの相場を知る
インデックス投資の運用利回りは、大体5−7%です。これは年利ですよ。なので月利数十%なんて、相場を知っていれば詐欺師に「そんなのあり得なーい」と一蹴することができますね。因みに、世界には凄い投資家がいます。世界最高の投資家として有名なウォーレン・バフェット氏は、平均年利22%の運用成績を叩き出しています。世界トップで年20%弱と覚えておきましょう。
投資に元本補償なんてないと知る
投資はリスクをとってリターンを得るものです。なので、投資には元本補償なんて言葉は存在しません。もし詐欺師が投資で元本補償を匂わしてきたら「それは投資じゃなくてポンジスキームですね」と切り返してやりましょう。
権威性に惑わされない
有名人がやっている、インフルエンサーもやっているとかの触れ込みで勧誘された時も注意が必要です。そもそも有名人がやっているかどうかは、貴方が投資するかどうかの判断に全く関係ないです。何に投資するかは常に自分の軸で判断しましょう。その有名人自体が詐欺師の可能性もあり、もしくは騙されていることにすら気づいていないのかもしれません。
一方で身近な人から紹介された場合はどうでしょうか。例えば会社の同僚や、近所の人などが既にポンジスキームに引っかかっており、その方から紹介された場合です。知っている人である場合、どんな投資なのか話を聞き、ポンジスキームだと判断したら毅然とした態度で断りましょう。可能であれば、知り合いにも手を引くように勧めるのが優しさです。ですが、儲けていると錯覚している時は、貴方が何を言っても心に響かないかもです。友達の場合は、無理矢理でもやめさせましょう。
楽して儲かる話なんてない
楽して儲かる話なんてありません。
ポンジスキームに引っかかる人は、心のどこかで楽して儲けたいという甘えがあるように思います。そんな心の隙を詐欺師は巧妙に狙ってくるのでしょうね。
大事なので、もう一度言います。
この世に楽して儲かる話なんてないんです!
もし楽して儲かるなら、みんな今頃お金持ちになっていませんか?
投資の素人に特別な案件なんてまわって来ない
ポンジスキームではなく、一部の限られた方にだけ開示される特別な投資案件があると仮定します。
その特別な案件が、貴方にまわってくる確率はのでしょうか。答えはほぼ0%です。詐欺師は貴方が特別だからじゃなく、貴方が特別騙しやすそうだから近づいて来ています。言葉巧みに貴方は特別であると仄めかして来ます。その言葉に舞い上がって冷静な判断ができないと地獄を見ます。
投資の世界においては、ほぼ全ての人が一般人であると心得ましょう。
もし詐欺師が言葉巧みに「特別に貴方にだけ紹介したい案件がある」などと心をくすぐるような事を言ってきても、「あーこの人は自分を今から騙そうとしている」と疑ってかかるくらいで丁度良いです。
お金持ちアピールをしない
詐欺師は、常日頃からカモネギを探しています。どこかに騙せそうな人はいないだろうかとSNSなどでリサーチをしています。
詐欺師がもし、SNSでお金持っているアピールしている人を見つけたら大喜びするでしょう。まさにカモがネギを背負って来てくれたのですから。
そして貴方にターゲットを絞ったら、どのように騙そうかと戦略を練り、絶妙にコンタクトをとってくることが予想されます。お金持ちアピールする人は結構な確率で、騙されてしまうと思います。なぜなら、マネーリテラシーが低いことをアピールしているようなものですから。
一方でマネーリテラシーの高い人はお金持ちアピールなんてまずしません。それは、とても危険で愚かな行為であり、敵が自分の財産を狙って近づいてくることを知っているからですね。
わざわざ電柱に群がる虫のように、詐欺師を呼び寄せるような行為は止めましょう。
まとめ:詐欺師からお金を堅守しよう
詐欺に遭わないため心得えておくべきことを解説しました。
- 投資における運用利回りの相場を知る
- 投資に元本補償なんてないと知る
- 権威性に惑わされない
- 楽して儲かる話なんてない
- 投資の素人に特別な案件なんてまわって来ない
- お金持ちアピールをしない
少なくともこの6つを押さえておけば、いざという時にポンジスキームからお金を守ることができます。
誰だって詐欺師にお金を献上するために、今まで貯金を頑張ってきた訳ではないですよね。
詐欺師に騙されてしまうと、人によっては取り返しがつかない程のダメージを負うこともありあります。
大切なお金を守れるのは、親でも家族でも友人でもなく、貴方自身です。
本日紹介した内容が、貴方のお金を守る防御力を高めるヒントになれば嬉しいです。
それでは!