こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「ねんきん定期便」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から私見を日々発信しています。
将来のおおよその年金額は、以下の計算式で求めることができます。
年金受給額(年)=加入期間(年)×加入期間の平均年収×0.005481+78(国民年金額満額)
しかし、上記はあくまでおおよその受給額になるためより正確な金額が知りたい場合は、毎年誕生日月に送付される「ねんきん定期便」を確認しましょう。
老後の収入源となる年金額は毎年欠かさず確認しよう
未納期間がないか確認しよう
それでは本題です。
1年に1回、ねんきん定期便を確認しよう
将来の生活の基盤になる年金。
一体、いくら受け取ることが出来るのでしょうか。冒頭でおおよその年金額が計算できることを紹介しました。しかし、これには大きな落とし穴が2つあります。
計算時の落とし穴
- 加入期間の平均年収が本当に予想した通りになるとは限らない。
- 定年まで働くとは限らない
未来のことは誰にも分かりません。突然の給与カットやリストラは誰にだって起こり得ます。そこで、より正確な年金額を定期的に確認するには「ねんきん定期便」が有用です。
1年に1回誕生日月にねんきん定期便が送付されます。必ず開いて中身を確認しましょう。
ねんきん定期便には何が記載されているのか
ねんきん定期便に記載されているのは、将来受け取る年金額でしょうか。実は違います。
50歳未満の人には、加入期間に応じた年金額が記載されており、50歳以上の人には、より正確な見込み額に変わります。
なので、加入期間が長くなるにつれて記載されている年金額が増え、50歳以上になるとより正確な数値に近づいていくイメージです。
年金額以外に確認したいポイントがあります。それは未納期間の有無です。
国民年金の欄で直近1年間で未納期間がないか確認することができます。未納期間があると将来の受け取る年金額が減額されるため出来るだけ追納したい所です。
もし何年も前に未納している可能性がある場合はどうすればいいのでしょうか。例えばライフステージの変化の時ですね。学生時代や結婚、転職や会社の倒産などで未納期間が発生する可能性が0ではありません。
心配ありません。実は毎年送付されるハガキ版のねんきん定期便だけでなく、封筒版のねんきん定期便があります。封筒版は35歳、45歳、59歳の3回だけ送られくるレアな定期便です。何と封筒版には全加入期間の情報が記載されているため、過去に遡って未納がないか確認することができるのです。
ハガキ版ねんきん定期便でも全期間の未納を確認できる
封筒版のねんきん定期便で全加入期間における未納を確認できると言われても、年齢によってはまだまだ先の方もいるかもしれませんね。
ご安心ください。
なんと、ハガキ版のねんきん定期便でも全期間において未納がないか確認することができます。
ハガキ版に記載されているアクセスキーを年金のサイトで入力することで、全期間の加入状況や支払い状況、未納の有無を確認することができます。
ただし、アクセスキーの有効期間はハガキが送られてから3ヶ月の期間限定です。この期間を逃すと、次は来年のねんきん定期便を待たなければなりません。
全期間を確認して、未納があった場合出来るだけ追納しましょう。少しでも受け取れる年金額を多くするために。
因みに、未納期間が1年事に受け取れる国民年金額は2万円ほど減額されるそうです。保険料が20万円/年なので、11年で元が取れますね。
ねんきん定期便は老後の羅針盤
いかがでしたか。
ねんきん定期便は、老後の羅針盤のような物です。正確な年金額が分からないと老後の人生設計を立てようがありません。
過去に未納がある場合は、追納した方がお得なので追納期限内であれば追納しましょう。
もし、納付期間が40年に足りない場合でも大丈夫。国民年金には任意加入制度というものがあります。これは申請すれば60歳から65歳まで加入(480ヶ月に達するまで)でき、国民年金を満額に近づけることができます。
本日の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは!