こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「夫婦どちらかの年金を貯金」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から私見を日々発信しています。
筆者の父は70代なので、かなり昔に会社を退職して年金暮らしです。先日、年金暮らしについて話す機会がありました。
生活費の全ては父の年金から賄い、母の年金は手をつけずに貯金しているそうです。毎月黒字家系なので、母の年金分は貯まり続けるわけですね。
年金をそのまま貯金することのメリットとデメリット
それでは本題です。
夫婦どちらかの年金を貯金するメリットとデメリット
夫婦どちらかの年金を使わずにそのまま貯金するメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット:もしもの時の貯金ができる
<夫の年金をベースに生活し、妻の年金はそのまま貯金した場合>
もし妻が85歳の時点で夫に先立たれても、妻の年金は毎月貯めているのでその後の生活に安心感があります。仮に妻の年金が税引後10万円としたら85歳までの20年間で2400万円も貯金ができることになります。
妻の年金10万円と貯金2400万円、加えて夫の遺産があれば人生100年といえど乗り越えていけそうです。
ちなみに2020年の日本人の平均寿命は女性87.74歳、男性81.64歳です。30年後40年後は更に平均寿命が伸びることが予想されますから、上記のシュミレーションはあながち荒唐無稽ではなさそうですね。
ただし、上記の例で生活していくには老後までに十分な資産を築いておく必要があります。デメリットの所で述べますが、夫の年金だけだと生活にゆとりが生まれない可能性があるアラです。
デメリット:ゆとりのある老後をおくれない可能性がある
サラリーマンや公務員夫婦の年金合算で生活するのであれば、ある程度ゆとりある生活ができるかもしれません。
しかし、片方の年金だけに頼った生活だとゆとりある生活をおくれない可能性があります。
夫婦でゆとりある生活を送るための生活費は平均で36万円と言われています(家賃は含まれていません)。残念ながら一人で36万円もの年金を受け取れる人はいません。むしろ平均的な生活費26万円にも年金額が届かない家庭が大多数です。夫婦で平均年収それぞれ1000万円越えの超パワーカップルなら、夫婦合算で45万円くらいの年金を受け取ることもできますが現実的ではないですよね。
つまり、片方だけの年金だけでゆとりある暮らしをおくれない可能性は高いと言うことです。年金の他に配当金などで自分年金を用意したり、資産の取り崩しながら生活することが必要になります。
まとめ:夫婦の年金額に差があるなら検討の余地あり
もし夫婦どちらかの年金を貯金した時の、メリットとデメリットについて筆者なりの考えを紹介しました。
個人的には夫婦の年金は生活のために使いたいと思いますが、夫婦の年金額に差があるなら検討の余地ありかなと思います。
もしも(いずれ来る)の時に備えて、自分の年金は一切手をつけず貯めていれば一人になってもお金の心配は少なく暮らしていけるかもしれません。保険的な役割ですね。
そして夫婦片方の年金で暮らすにしても、年金だけでゆとりある生活を送るのはきびしいです。なので年金受給までにしっかり資産形成をして、配当金や投資信託の取り崩しなどで自分年金を作っておく必要があります。
本日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
まとまった貯金があることは、安心感を生みますね。
それでは!