こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「老後2000万円問題を1000万円問題にする方法」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から私見を日々発信しています。
例えば筆者が今55歳で貯金0とした場合、老後まで時間があまりないため投資でなく貯金一択で老後資金を準備すると思います。そして年金受給開始年齢の65歳まで働くでしょう。
つまり10年間で所謂老後2000万円問題の対処をしないといけない訳ですが、単純計算で年200万円貯金しないといけない訳です。
これは結構ハードですよね。老後を健やかに過ごすためには、ここで知恵を絞り工夫をしないといけない訳です。
1000万円貯金できれば老後は何とかなる
年金繰り下げ受給を活用すれば必要な老後資金が減る
それでは本題です。
老後2000万円問題を1000万円問題にする方法
結論から言うと、65歳までは働き68歳までの年金繰り下げ受給です。
この方法であれば65歳までに1000万円を貯蓄できれば老後は破綻することなく過ごすことができるでしょう。
なお、今回のシュミレーションんは以下の条件を前提に試算しております。実際の平均値に近い値を採用しています。
- 年金受給額20万円
- 生活費(月)25万円であり、生活費は一定。
単純に65歳から年金を受け取ると毎月5万円の赤字が発生します。
年に換算すると60万円。100歳まで生きたとしたら、35年間で2100万円の赤字になる計算です。すごい大雑把ですが、このような計算で政府は老後に2000万円足りません。自分で何とかしてくださいと言っている訳ですね。
とはいえ、2000万円は大金です。簡単に貯めれる人はごく僅かでしょうし、簡単に貯められる人はそもそも老後の資産不足で困るケースは少ないかもしれません。
なのでハードルを少し下げて1000万円ならどうでしょうか。10年あれば計画的に貯めることができる額ではないでしょうか。
1000万円が無事に65歳までに貯まったら次に取るべきアクションは
年金の3年間の繰り下げです
実は年金を繰り下げると受給できる年金額が増額されるって知っていましたか。
1ヶ月繰り下げる毎に、0.7%増額され3年間で約25%受け取れる年金額がアップします。
勘のいい方はお気づきだと思いますが、年金20万円の人が3年間繰り下げると25%増額されて年金25万円になります。
つまり、収入と支出がイコールになりますので、贅沢さえしなければ一生安泰ですね。
年金を3年間繰り下げている間の生活費が必要になりますが、そこで貯めた1000万円の登場です。
生活費25万円は、年で300万円です。つまり3年間で900万円。1000万円あれば、+100万円余裕があるので急な出費や旅行などに使ってもいいですね。
たった3年間繰り下げるだけで、貯める貯金額が1000万円も減るなんて冷静に考えたら凄いことですね。
まとめ:生活費を下げたら、必要な貯金額はもっと減る
今回は設定を年金受給額と生活費の差額が5万円で固定して考えてみました。
しかし現実的に考えると、生活費の見直しなどで、老後の生活費はよりスリム化することが予想されます。
その場合、1000万円よりも更に小さな金額で老後が生活できることになります。究極を言えば、65歳で受け取る20万円で生活できれば貯金0でも理論上生活は可能という訳です。
但し、貯金0というのは現実的ではないですね。老後にも突発的なイベントは起きるでしょうし、趣味なども楽しみたいはずです、また健康上の問題も若い時代より大きくなってく流でしょう。
なので、老後に向けて貯金(若い世代は投資も検討)はしっかりしつつ、生活費は極力抑えるというのが老後のあり方かもしれません。
因みに年金の繰り下げですが最大で75歳まで可能です。その場合の増加率は何と84%です。65歳から受け取っている人に比べてトータルで徳をしようと思うと90歳以上の長生きが必須となります。長生きする自信がある、繰り下げている間の生活費は貯金や試算所得で何とかなるという人は検討の余地ありですね。
本日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
少しでも余裕のある老後を過ごしたい。
それでは!