こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「将来の年金受給額の概算を知ろう」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から私見を日々発信しています。
老後のプランを考える上で知っておかないといけないのが、年金の受給額の概算です。
老後の生活費=年金の受給額なら、老後は一生安泰ですよね。しかし、多くの人にとってそうはならないんです。
年金受給額概算から将来必要な資産額を知ろう
生活費を今から見直そう
それでは本題です。
年金額の概算を知ろう
まず国民年金は満額支払い済みだと一律約78万円になります。
続いて厚生年金ですが、次の式で概算を求めることができます。
厚生年金額(概算)=働いている期間の平均年収×勤続年数×0.005481
つまり現役時代の年収額が多く、勤続年数が長くなるにつれて受け取り額は増えます。しかし盲点もあります。それは、年収が高くてもそんなに貰えないということです。
試しに平均年収の400万円の人が38年間務めた場合は、
厚生年金額=400×38×0.005481=83万円です。
国民年金と併せると年金額は161万円となります。月13.4万円なので、生活を維持するためには70歳くらいまでは働かないといけないかもしれないですね。
因みに70歳まで繰り下げ受給すると、年金に受給額が42%増えます。先程の年収400万円の人の場合、161万円×1.42=228.6万円となります。月に換算すると19万円。最低限の月の生活費は22万円だと言われているので3万円足りません。これを貯金等で補っていくか、70歳以降も働くかですね。
世間では高収入と言われる年収1000万円の人の年金受給額はどれくらいでしょうか。
結論から言うと、先程の計算式で年収だけ条件を400万円から1000万円に変えて計算すると、年金の概算額は286万円です。月23.8万円。
先程、最低限の生活を送るための生活費は22万円だと言いました。年収1000万円の人は何とか年金だけで最低限の生活ができそうですね。しかし、ここでお気づきでしょうか。年収400万円の2.5倍あるにも関わらず年金額は2倍にも満たないことを。そして、計算しておいて言うのもなんですが完全に机上の空論の計算です。なぜなら、38年間の勤務人生の平均年収が1000万円なんて人どれくらいいるんだよ!というありえなさです。ごく稀にいるのでしょうが、それはほんのひと握りのエリートでしょう。
なので、声を大にして言いたいこと。
多くの人はまず間違いなく、最低限度の生活を送るだけの年金は受け取ることができないということです。
だからこそ、
現役時代にやることは2つ。
1つ目は、年金額の概算を知り、足りない分は貯金と投資をすること。
2つ目は、今の生活費を徹底的に見直して最適化すること。
この2つです。
現役時代に本気で貯金や投資をしておかないと100%老後破産します。そして、どれだけお金を貯めても生活費が高すぎた同じ老後破産するかもしれません。
まとめ:悠々自適な老後を送れるかどうかは今の頑張り次第
最低限の生活費が22万円。ゆとりのある生活費は36万円だそうです。ただこれは人によりますね。15万円あれば幸せに暮らせる人もいますし、50万円あってもカツカツだよという人もいます。
いずれにせよ、自分が満足のいく暮らしをしていくために必要な生活費をしっかり把握しないといけません。この段階で可能な限り生活費は最適化しましょう。要するに節約です。そして、年金額の概算を知れば、老後までに必要な資金がどれくらいかイメージできるはずです。
目標がわかれば、あとは貯金や投資などでコツコツ積み上げていきましょう。同時に稼ぐ力も高めていきたいですね。
本日の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは!