こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「年金の繰り下げ受給」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から私見を日々発信しています。
老後の生活を支える柱である年金。
繰り下げると受給額が増えることをご存知でしょうか。
年金は繰り下げると受給額が最大84%増える。
ただ繰り下げて受給するには、現役時代の準備も必要になってきます。
それでは本題です。
年金受給を繰り下げると最大84%アップする
65歳から受け取れる年金ですが、75歳まで受給を繰り下げると本来の受給額から84%もアップします。
つまり、1.84倍となります。
実際は、1ヶ月繰り下げると0.7%ずつ受給額が増えていくので、
0.7(%)×12(月)×10(年)=84%
となります。
よくよく考えると10年で1.84倍。これ結構すごい利回りじゃないですか。
同じ年の夫婦合算の年金受給額が仮に25万とすると、75歳まで受給を繰り下げた場合
75歳の受給額=25万×1.84=46万となり、生活に随分ゆとりが生まれることでしょう。
年金受給を繰り下げる時の注意点
65歳まで働き、年金受給を75歳まで繰り下げた場合いくつか注意点があります。
注意点①:生活費の確保が必要
10年間の生活費を確保しなくてはいけません。
そのためのとるべき手段は3つです。
- 働く
- 資産を取り崩す
- 働きながら資産を取り崩す
資産の取り崩しで10年余裕で生活できる人は問題ないですが、そうでない人は働くことも視野に入れなければなりません。
老後体力も落ちますし、現役の時のようにバリバリ働くことは多くの人にとって難しいかもしれません。
なので若いうちから会社とは別の手段で稼ぐスキルを身につけておいた方が老後へのリスクヘッジになると思っています。
注意点②:長生きしないと逆に損した気分になる
繰り下げ受給を決めた人は長生きが必須です。
その主な理由は2つ。
- 年金受給前に亡くなったら悲しい
- 長生きしないと元を取ることが出来ない
せっかく通常より多い年金を受給できるのですから、長生きしてその権利を十分に味わいたいですね。
損得といった単純な話ではないですが、心情的には受ける直前や受け取ってすぐに亡くなってしまうともったいないと感じてしまいます。
なので、今この瞬間からでも健康に気を使い長生きしつつ、健康に過ごせる状態にしたいものです。
まとめ:多い年金を受け取れる人は備えてきた人
今回は75歳までのMAX繰り下げのケースでしたが、70歳まで繰り下げても十分に年金額は増えます。
42%のアップです。
年金を増加させる選択を選んだ人は、当面の生活費の確保が必須です。
それさえ出来てしまえば利回りの面からも繰り下げ受給は超お得制度だと思います。
あとは健康問題ですね。
沢山お金があっても使える状態でないと価値が半減してしまいます。
そう言った意味では通常通り65歳から年金を受け取り、しっかり使っていくというのもアリかもしれません。
正解はありません。貴方がどんな老後を迎えたいか。それに尽きます。
本日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
今と同じくらいの生活水準を老後も保てるのが理想です。
それでは!