こんにちわ。ポジティブ兄さんです。
本日のテーマは「子供の金融教育:子供のお小遣い」です。
QOLブログでは、生活の質(QOL)向上だけでなく、人生の質そのものを向上させるために役立つ考え方や行動を筆者の経験、書籍等で学んだ内容から日々発信しています。
子供のお小遣いはお子さんの年齢や家庭毎に異なると思います。
しかし高校卒業や大学卒業までお小遣いをあげ続けると累計で結構な額になっているでしょう。
筆者が現在計画中の子供のお小遣いのあげ方について紹介します。
1石3鳥な子供のお小遣いのあげ方
それでは本題です。
1石3鳥な子供のお小遣いのあげ方
1石3鳥なお小遣いのあげ方とは、高配当株投資の配当金をお小遣いにする方法です。
筆者は米国高配当ETFの配当金を子供用のお小遣いにする予定です。
具体的には以下のステップ。
1. 子供用の証券口座開設
2. 米国高配当ETFを購入
3. 配当金を受け取る
4. 子供に配当金を小遣いとして渡す
1. 子供用の証券口座開設
ここが一番難易度が高いというか、めんどくさいかもしれません。
子供用の証券口座は未成年口座※といいます。
※満20歳未満の未婚者を対象とした総合取引口座
筆者が利用している証券会社ではまず親が総合取引口座を開設しないと子供の証券口座を開設できませんので注意が必要です。
2. 米国高配当ETFを購入
子供の証券口座が無事開設できたら後はETFを買っていくのみです。
ちなみにETFとは株や債券など、金融商品の詰め合わせパックです。
株式投資なので、よく分からない商品に手を出してはダメです。
例えばVYM、HDV、SPYDといった高配当ETFを購入します。いずれもバンガード、ブラックロック、ステートストリートといった世界有数の資産運用会社の商品となります。
ETFのメリットは分散投資ができる事(例えばVYM1本で400銘柄に投資できます。)。
構成銘柄をファンドマネージャーが定期的にチェックし、イケていない銘柄は随時入れ替えてくれる事ですね。
高配当ETF投資も元本割れのリスクや減配リスク、為替リスクがあります。
投資は自分のリスク許容度の範囲内で行いましょう。
3. 配当金を受け取る
例えば子供の証券口座で月5000円分のETFを購入して配当利回りが税引き後3.5%あれば、1年で2100円の配当金が受け取れます(実際は毎月綺麗に5000円の投資は難しいです)。
約60000円投資して年間2100円の配当金、1ヶ月に換算すると175円です。笑
大人の感覚だとジュース1本程度という感覚ですね。
しかし小学1年生なら十分にお小遣いとして成立します。うまい棒だと結構買えますよ。
4. 子供に配当金をお小遣いとして渡す
さて、受け取った配当金を子供にお小遣いとして渡しましょう。
全て渡すも良し、一部を渡すも良し、+α親が追加してあげるも良しです。
筆者は、小学生のうちは学年×100円にしようかなと思っています。
少額からお金を使う練習ですね。
配当金の余りは、引き出さずに子供のためにプールしておきます。
1石3鳥である理由
高配当株の配当金でお小遣いをあげるやり方が1石3鳥である理由を説明します。
理由1:お小遣いが年々増えていく
親の入金力次第で子供のお小遣い(配当金)は右肩上がりで増えていきます。
毎月10000円のタネ銭があれば、配当利回り3.5%(税引き後)で月350円の配当金となります。
わかり易く株価と配当利回りがずっと一定と仮定して、毎月10000円のETF購入を続けていけば毎年4200円(月350円)ずつ配当金が増えていく計算となります。
株価自体の値上がり、増配も加われば結果的に配当金の額が増える可能性もあります(逆もあります)。
産まれてすぐに未成年口座を開設して、淡々と毎月高配当株を買い続ければ高校生になる頃には月5000円を超えるお小遣いを配当金からあげることも可能です。
5000円は大きな額です。これを配当金(子供の資産)から捻出できるってよくよく考えたら凄いことではないでしょうか。
理由2:子供に金融教育ができる
配当金をお小遣いにすることは、お金や投資について小さい時から考えることに繋がります。
お小遣いをもっと増やしたいのなら、配当金(お小遣い)を全て使い切らずに再投資しようと考えるかもしれません。
またお金がお金を生み出すことを感覚として幼少期から身につけることができます。
ジュニアNISAも併せて活用すれば、資産形成とは何かを教えるいい教科書になると思っています。
理由3:未成年口座はそのまま子供の資産となる
子供が成人(就職)すれば、口座は子供に引き渡します。
今まで購入した金融商品たちは、子供の資産となります。
ある程度まとまった額になっているので、いい社会人生活をスタートすることができるでしょう。
あとは子供の好きなように投資をして高配当株を育てていって貰えばと。20年近く資産推移を見ているので、投資をする準備は準備万端ですね。
高配当株の配当金をお小遣いにすることのデメリット
いい事だらけのように説明しましたが、安心してください。
デメリットの話もちゃんとします。
デメリット①:タネ銭の確保が大変
ただでさえ養育費と教育費で莫大な費用がかかるのに、お小遣いのために毎月投資のためにタネ銭を確保できるのか問題ですね。
証券口座に毎月10000円入金して高配当株買うくらいなら、普通に毎月5000円お小遣いを渡した方がコスパいいんじゃないかと思う日もきっとあるでしょう。
しかしこの事は忘れないでください。子供の証券口座にあるお金は、将来的に全て子供の資産になるということを。
子供の金融リテラシーを高めるためにも、ここは親の頑張りどころです。
格安SIMに変える、いらない保険を解約するなど固定費を下げて、タネ銭を確保しましょう。
デメリット②:投資はリスクがある
以下のようなリスクがあります。
- 元本割れリスク
- 減配リスク
- 為替リスク
なので、リスクとリターンのバランスを見極めて、リスク許容度を超えない範囲で投資することを心がける事が大事です。
デメリット③:子供が学校でドン引かれるかもしれない
学校でお小遣いの話題になることもあるでしょう。
子供が以下のように周りの友達に言ったらドン引かれるかもしれません。
小さいうちは学校でお小遣いの話は控えるように言っておかないとですね。
まとめ:子供の資産を作りつつ、お小遣いもあげつつ
子供が産まれてから、20歳まで仮に毎月10000円投資をすれば元本だけで240万円になります。20000円だったら480万円です。
投資しながらなので、20年という長期で見れば更に増えている可能性は高いです。
これを養育費と教育費とは別に社会に出る前のプレゼントとして作ってあげることができたら、安心感を持って社会で生きていけそうですね。
配当金がある状態で社会人になる学生なんて全体の何%くらいでしょうか。社会に出たら配当金の有り難みがより一層実感してくれるはずです。
本日の記事が子供のお小遣いについて検討している方のお役に立てば嬉しいです。
老後、自分の配当金が生活するうえで不要になったら子供か孫に高配当株を継承します。
子供も孫も同じように資産形成をし、資産の継承を何代か繰り返していけば、結構な資産家一族になっているかもしれませんね。
それでは!